季節のこと

干支の順番。え?あの話が由来じゃないの?真相を調べてみた

2017/06/30

ねー、うし、とら、うー、たつ、みー
うま、ひつじ、
・・・えーーとなんやったけ?


年末近くになってから初めて
復唱したりしません?

そう、年一の割合でしか
思い起こすことがなく。

・・

だから、アラフォーになった今でも
いまだに怪しい、干支の順番なのです。(←言い訳)

ちゃんと覚えなきゃね。

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今日は干支の順番を
覚えやすくなるという、
あの民話
改めて調べました。

結構有名なので、知ってるかな?

でも、調べてみると・・

驚きの事実が!

干支の順番の由来って、これじゃないの??

真相を調べてみたのでお伝えしまーす。

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干支の民話はこう

改めて民話を見てみましょう。
昔々、あるところに、神様と動物達が住んでいました。
ある年の暮れ、神様が次のようなことを言いました。
「新年の1月1日に挨拶にきなさい。1番はやく来たものから
順番に12番目にきたものまでで、それぞれの年の大将にしてやろう」動物達は、自分こそ一番に!と、その日がくるのを待っていた。
だが、猫は挨拶に行く日にちを忘れたため、ねずみに訊いたところ
1月2日だと、嘘をつかれた。

また、牛は自分は脚が遅いからと、前日から支度をして
まだ暗いうちから出発。それを見ていたネズミは
牛の背中に飛び乗った。それに全く気づかず
牛は神様の御殿に到着。
まだ誰も着いていないので、自分が1番だと思って、
門が開くのを待っていた。
門が開くと、ネズミが牛から飛び降り、牛よりも早く
一番に挨拶に行ってしまった。

それで牛は2番、その次に走ってきた虎が3番に。

次にウサギがゴール。

龍と蛇は同時に着いたけれど、
蛇がお先にどうぞと、龍に順番を譲った。

次に馬と羊がゴール。

猿と犬は喧嘩しながら到着。
その喧嘩の間に入っていたのは鶏。
なので、猿・鶏・犬の順でゴール。

猪はかなり早くに到着していたはずだった。
が、前しか見ていないため、御殿の前を通りすぎ、
引き返してきたため、12番目にゴール。

猫は次の2日にやってきたため
十二支の仲間に入れず。
だましたネズミを恨み、
今でも猫はネズミを追い掛け回すという。

なんかうなずけますよね~。
これ読むと、いかにも
新年挨拶レースで干支の順番が
決まった
、という印象を受けます。

が、しかし・・・

どうも事実は違うようです(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!

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十二支の順番の由来とは

では、十二支の順番ってどうやって決まったの?

そのまえに、
そもそも十二支とは
何なのか、みていきましょう。

十二支とは

12年で天を一周する木星の位置を
子・丑・寅・・・・と字で表したもの。

ということから、年を数える数詞として使われたんですね。
やがて、月・日も同じようにこの数詞であらわすようになった。
いわばカレンダー
です。

でも、、
このカレンダーの漢字

覚えにくいですよね?

で、みんなが覚えやすいようにと

後付で

動物にあてはめたんです。

そもそもこれらの漢字、植物の様子をあらわしていたもので

動物とは一切関係ありません!
年を数える数詞としての漢字が存在

動物にあてはめた
というのが、どうやら本当のようです。

ちょーーっとがっかりしたのは
私だけでないはず!


でも、どうりで、
漢字と動物が結びつきにくいと思ったんです。

午が馬ですよ?

卯がウサギですよ?

いったいだれが想像できますか?(笑)

干支の動物の意味

でも、後付とはいえ、
ちゃーんとそれぞれの動物に
意味が込められてるんですよ。

意味をみていくと、干支が覚えやすいかも!

1.子(ね・ねずみ)
ねずみは繁殖力が強く、
子供がたくさん増えることから
子孫繁栄を意味します。

2.丑(うし)
昔から人間の生活には欠かせない家畜。
食料となったり、農作業や
運搬の大切な労働力となったことから、
粘り強さと誠実の象徴とされています。

3.寅(とら)
虎は、毛皮が美しいため、
空に輝く星だったという言い伝えがあり、
決断力と才知の象徴とされてます。

4.卯(う)
うさぎの穏やかな面から、家内安全・従順と温厚の意味があり、
一方、跳躍することから、飛躍も意味しています。

5.辰(たつ)
龍は伝説の生き物。古来から中国では
権力の象徴とされ、正義感と信用
意味があります。

6.巳(み・へび)
へびは、執念深いといわれてますが
恩を忘れずに、必ず恩返しをすると言われてます。
そのため、探究心と情熱の象徴とされてます。
また、脱皮をするので、
新しい自分に生まれ変わる
という意味もあります。


7.午(うま)

馬は牛と同様、古くから人間の生活に
欠かせない存在。人の役にたち
人間も馬を大事にしました。
縁起担ぎとしては、陽気で派手を意味します。

8.未(ひつじ)
羊はめでたくて善良な動物。
群れで生活することから、
家族が安泰で過ごすという意味があります。

9.申(さる)
山の賢者で山の神の使いといわれており
利口と好奇心を意味しています。


10.酉(とり)

とりは、とりこむにつながり
商売には縁起のよい干支とされてます。
積極的な行動・すばやさを象徴しています。

11.戌(いぬ)
社会性に優れ、忠実な動物であることから、
忠誠・献身・防御・安全などを意味します。

12.亥(い)
イノシシの肉は万病を防ぐと言われており、
そのため無病息災の象徴とされています。

まとめ

干支の順番の民話は、結構リアルに実感できて
よくできてますよね~。
これだとほんと覚えやすい。

民話が由来でないにしても
おかげでずーと昔から
十二支は普及しているんですから。

それぞれの動物についても
ちゃんと意味づけしているのは
お正月のおせち料理にも似ています。

おせち料理の意味についてはこちら!↓
おせち料理の意味って説明できる?由来は?

縁起をかつぐ、というのは昔も今もずーーっと
変わらず残っていくんだなあ。

年の象徴である十二支が
ちょっと身近な存在になりました!

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