おせち料理の意味って説明できる?由来は?
2017/03/08
やばいな・・・ついにきたか・・
毎年のおせち料理。
作ったことありますか?
わたしは実家にいた頃は
ちょくちょく手伝っていた
ということもあって
なーーんとなく
何が入っているかくらいは
知ってました。
何となく。
でも・・
そんなぼやんとした知識でいいのか??
最近、子供から質問がやたら多く。
実家でのおせち料理の際にも
なんでこれ食べるのーーー?
そもそも、好きじゃない。
とか、あーだこーだと
ちっとも食べやしません。
そして、
そんな時、
正々堂々と意味が説明できないのですっ!!(T_T)
一念発起して調べました!!(オーバーな・・)
おせち料理の意味を!由来を!
主なおせち料理について、
そもそもどのようないきさつで始まったのか
また、お料理のそれぞれの意味を調べたので
書いてみまーす。
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おせち料理の由来
ながーーい歴史がありましたよ。
もともとは季節の節目ごとに
農作物の収穫に感謝し、
食べ物を神様にお供えしていました。
平安時代、宮中では元旦や季節の節目である五節句に
宴を催してました。
その際、料理を神様にお供えをしたり、ふるまわれました。
それを御節供(おせちく)といい、
後に略され、御節(おせち)
と呼ばれるようになります。
五節句って何か?→重陽の節句2016年はいつ?旧暦がダメな理由
やがて、江戸時代、
庶民にその風習が広がりました。
1年の節目の中でも特に重要であった元旦
にその風習が行われるようになりました。
それがおせち料理として定着したのです。
もともとはお正月だけじゃなかった
んですね~。
確かに
節目ごとに年中
おせち料理用意するのはたいへん!!
そして、お正月は、五穀豊穣を司る年神様をお迎えする行事。
年神様にお供えするものとして、
用意された縁起のよい料理、
それがおせち料理
なんです!
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おせち料理の意味
おせち料理はどんなものがあるか?
なーーんとなく記憶している程度でした。
本来は、
生ものは入れず、日持ちのするものを入れる。
お正月くらいは主婦が料理の用意をしないですむように・・・
と言われてますよね~?
うんうん。
確かに!
おせち料理のラインナップは
日持ちするものばかり。
昔の人はよーーく考えてますよね!
そんなお料理を、改めて一覧にまとめてみました!
まずは祝い肴三種(三つ肴)
おせち料理には欠かせない!
最重要な料理です。
■数の子
ニシンの卵です。一腹にたくさんの卵がつまっていて
子宝に恵まれますように、子孫繁栄
への願いが込めらています。
ニシンの子なので「二親健在」
にも通じます。
■田作り
片口イワシは田んぼの肥料だったことから
田作りまたは五万米(ごまめ)と呼ばれます。
片口イワシを肥料とした田畑は
豊作だったことから、
豊作祈願
がこめらています。
■黒豆
黒は昔から邪気払い
の色とされました。
また、マメに勤勉に働けますように
という意味があります。
■たたきごぼう
ごぼうのように根を深く張ることから
代々長く
続くことを象徴。
たたいて身を開くといことで
開運を願って
います。
また、形や色が、豊作の時に飛んでくると
いわれている黒い瑞鳥(たんちょう)を
連想させることから、
豊作祈願
に食べられたともいわれてます。
その他のおせち料理
■紅白かまぼこ
おめでたい紅白
。
紅は魔除け、白は清浄を表してます。
かまぼこの形が「日の出」(年神様)を象徴しています。
■伊達巻
巻き込んである形が、書物の巻物に似ているため
学問や文化が発展しますように
という願がかけられてます。
また、見た目が派手で華やかに彩る役割もあります。
■昆布巻
昆布そのもが縁起のよい食材です。
「喜ぶ(よろこぶ)」の語呂合わせ
から
きているともいわれてます。
また養老昆布で「よろこぶ」と字をあて、
長寿の意味
も込めているとか。
うまい!ですよね~
■錦玉子(にしきたまご)
黄身の部分を金、白身の部分を銀
とし
縁起のよいものとされてます。
2色を錦と語呂合わせ
しているともいわれてます。
■栗きんとん
見た目が黄色いので「黄金の塊」の意味があります。
「金団」とも書き、金運に恵まれて豊かに暮らせますように
という願いが込められています。
また、栗は山の幸の代表格で「勝ち栗」と言って
縁起のよいもの
とされてます。
■紅白なます
紅白かまぼこでいわれてますが
紅白はおめでたいこと
の象徴。
昔は、生の魚介と大根と人参と酢で作ったことから
なますと呼ばれてます。今は魚介の代わりに
干し柿や昆布、ゆずの千切りも用いられてます。
大根・人参を細く繊切りにしたことで、
お祝い事に使われる水引に
見立てているといわれてます。
■菊花かぶ
菊は不老長寿
の象徴。邪気を祓う
ともいわれてます。
■海老
海老の長い触角と背中の部分が曲がっていることが、
長いひげを生やした、腰の曲がった老人の姿がイメージできるとして
健康長寿への願い
をこめています。
そういえば、海老という漢字にもそれがあらわれてますね!
■鯛
祝い事には欠かせない定番の縁起物。
めでたいという語呂合わせからきています。
■鰤(ぶり)
出世魚である鰤。立身出世への願い
をこめてます。
■蓮根
穴がたくさん空いていて、
その穴の先を見通せるということから
見通しがきく1年となりますように
、という思いがあります。
■くわい
大きな芽がでるので「めでたい」
。
子球がたくさんつくので子孫繁栄
を象徴してます。
■里芋
小芋をたくさんつけることから
子孫繁栄の縁起物
とされてます。
まとめ
いかがでしたか?
おせち料理の意味を調べていくと
一つ一つ願いがこめられていることが
よく分かりましたね。
それにしても、語呂合わせって多いんですね(笑)!
お正月にはやっぱりはずせないおせち料理。
でも、用意はたいへんです。
自宅で自分の家族だけの時、
簡単に祝い肴三種だけで用意し
お雑煮をいただく、ということもしてました。
そんな感じで楽しむのもいいのでは?
今度のお正月は、
子供に
正々堂々と説明できそうです!!
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