季節のこと

重陽の節句2016年はいつ?旧暦がダメな理由

2016/09/25

重陽の節句って?
聞いたことはあるけど、地味で固いネーミングでよーわからん


確かに、桃の節句や端午の節句と比べて影が薄いです。
あまり世間で耳にすることもないですよね~、この漢字?の雰囲気からか、
注目浴びるのも難しそう。。。

でも調べてみると、「節句」の中では昔は最も盛んに行われてた行事だったんです!

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そんな重陽の節句。
重陽の節句とは何か、また2016年はいつなのか?旧暦の日とあわせてご紹介。
旧暦ではなくなった理由も書いてます。
ほか、重陽の節句の楽しみ方も調べてみました~。
(長文です。日程だけ知りたい!て方は目次をチェックしてね)

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重陽の節句って?旧暦からくる名前の由来


もともと中国の風習だったのが平安時代に日本に伝わりました。
厄を払い長寿を願う風習
として、当時は珍しかったを愛でながら
宴を催す、といった宮中行事として始まったようです。
それがだんだんと庶民の間にも広まり、「節句」として浸透しました。

菊は古来から不老長寿の薬とされ、寿命を延ばすもの、とされてたんです。


五節句って知ってますか?
桃の節句もその一つですが、五つ節句があるんです。

1月7日 人日の節句(七草粥)
3月3日 上巳の節句(桃の節句)
5月5日 端午の節句
7月7日 七夕の節句
9月9日 重陽の節句


そう、重陽の節句はこの五節句の一つなんですね~

そして中でも、最後の重陽の節句
最も行事として盛んに祝いをされたといいます。

すべて奇数の月日であることに気づきました?

古来から、奇数が縁起のよい数字「陽数」とされました。
逆に偶数は縁起が悪い「陰数」

(よくご祝儀に包む金額についても3万とか奇数のつく金額がいいと
言われてますもんね)

9月9日はまさに最大の「陽数」が重なっている
ことから
「重陽」と名づけられました。
そして最もその「陽」の気が大きい日であると同時に、
最も災いに転じやすいということから、
盛大にお祝いと厄除けを行ったそうです。


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重陽の節句。なぜ影が薄い?


ちょうど秋の収穫の時期と重なり、また、旧暦から新暦にかわると
季節感がなくなってきたので
次第に行事として目立たなくなってきたようです。

考えてみたら、桃の節句や端午の節句は
3月、5月にお祝いされますもんね。(地域によっては違うところもありますが)

でも重陽の節句の9月9日って、まだまだ暑さ厳しい盛り。
菊真っ盛りとはいえない季節で、菊が使えないっ!?

そして重陽の節句は旧暦がダメになった。。


菊が使えなければ重陽の節句じゃないでしょう?!

てことで、

新暦だと、旧暦の9月9日は10月中にあたるのでこれを採用。
菊が満開の季節。
なので、10月に菊を用いた色々な行事が現在に伝わてきています。

まさに重陽の節句は菊の節句
といわれてます。

また、庶民の間で秋の収穫祭ととともにお祝いをされました。
有名なのは、九州地方で伝統行事とされる「お九日(おくんち」と呼ばれるもので、
「長崎くんち」「唐津くんち」はその名残です。


ズバリ2016年はいつ?


重陽の節句は 旧暦9月9日

新暦にあてはめると。。

2016年10月9日


となります。

重陽の節句はどんなことをする?


菊がメインですから、菊の花を飾ったりするなど
菊を大いに楽しみましょう。

菊(食用菊)

平安時代には菊の花を浸したお酒を飲んでいました。
現代では、菊の花びらをお酒に浮かばせ楽しむのもよいですね。
他には、お吸い物や菊の花のおひたしも人気です。
食用菊、食べたことないけど、おひたし作ってみたいと思います。

栗ご飯

重陽の節句は秋の収穫期と重なり、「栗の節句」ともいわれます。
栗ご飯を炊いてお祝いします。
まさに栗の季節!栗ご飯炊くぞ~

被せ綿(きせわた)

前日の夜に菊に綿を被せ、夜露で湿ったその綿で当日体を拭くと長生きできると
いわれていました。

秋茄子

「お九日(くんち)に茄子を食べると中風にならない」と言われており、
秋茄子を食べます。焼き茄子や煮浸しなど人気。
秋茄子大好き!たくさん煮浸し作ります。

菊湯

湯船に菊の花びらを浮かばせて香りを楽しみます。
これ、素敵ですね!なんかこれだけで女性ホルモンいっぱい出て長生きできそう?!

菊枕

枕に菊を詰めて寝ている間に菊の香りで邪気を祓います。
なんて贅沢な枕。菊の香りに包まれますね~



まとめ

いかがですか?
現代でもおうちで取り入れて楽しめそうなこともありますね。

菊を生けて、栗ご飯と焼き茄子でも食べたら、
デザートには菊のモチーフの和菓子でしめる。
寝る前には、菊の花びらを浮かばせた湯船につかる。。。
そんな過ごし方から始めてみませんか?

重陽の節句、今年2016年の日程も確認しましたし、
健康と長寿を願いつつ、こんな風流な日本の行事を
楽しみたいな~と、思います。


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