お月見の由来は?何で団子なの?
2017/03/09
なんでお月見をするんだろう?
そもそも、何で団子を食べるんだろう?
子供に聞かれても、お月見の由来を説明できないので、いつも言葉を濁す私。
こんなんじゃいかん!
改めて、お月見の由来、
そしてお月見になんで団子を食べる風習になったのか?
また、お月見の団子の数や盛り付け方も調べてみましたよ~
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お月見の由来
お月見をする風習は、さかのぼること奈良から平安時代にかけて。
中国から伝わった風習のようです。
日本では当初、貴族社会のみで普及していたようです。
満月を愛でて、うたを詠んだり宴を催すようなスタイルで、
当初はお供えをする習慣はなかったのです。
ただ、古来から日本でも月を信仰する考えが一般的で、
月に感謝し祈る習慣があったため、次第に庶民にも広まるようになりました。
時期もちょうど秋の収穫の時期と重なっていたので、
実りに感謝し、豊作を祈願する行事となっていったのです。
以上、お月見の由来をまとめると
・月を愛でて鑑賞する
・月に感謝し祈る
・秋の収穫を祝う
といったところでしょうか。
お月見は何で団子?
農作物の収穫への感謝ということで、お米の粉で作ったお団子をお供えしました。
それがお月見団子です。
信仰しているお月様、満月に見立てまんまるな白い団子を作ったのです。
これは、同時に健康や幸福をも表し、祈願する意味もありました。
また、里芋の収穫の時期でもあったので、当初は里芋も同時にお供えしていました。
今でも里芋をお供えする地域もあるようですよ。
因みに、お団子とともにススキも飾るのが定番ですよね。
お米の豊作を祈るためお供えしたようですが、
時期的に実際の稲穂が手に入らないため、
稲穂に似たものとして飾られたようです。
また、古来より、ススキは魔除けになると言われていました。
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お団子は何個用意する?
そう、何個用意すればよいのか分からず、いつも適当に家族の数だけ買っていました。
でも、お月見のお団子の数にも、意味があるみたいですよ!
お月見をするのは、旧暦の8月15日の夜。「十五夜」ですよね。
それにちなみ、お団子の数も15個用意するのが一般的です。
さらに地域によっては、「十三夜」(旧暦9月15日)にお月見をするところもありましたね?
お月見 2016はいつ?お月見って2回あるの?
その時のお月見の団子は、13個用意することになります。
ちなみに、よく絵や写真で見られるお団子の並べ方、
あれも決まりがあるそうです。
1段目:3個×3個
2段目:2個×2個
3段目:2個
となりますが、一番上の2個は、正面からは1個に見えるように盛り付けます。
2個見えるようにするのは仏教の法事などで使われる盛り方、
月を神様として信仰する月見は、どちらかというと神道に近いものですので
違いを分かっておくといいでしょう。
お月見の由来、いかがでしたか?
今は、単に満月を愛でて鑑賞する、というのが主流となってますが、
農作物の収穫の感謝、て、意識してお月見をすると、また違った感じになると思いませんか?
お団子だって、健康・幸福を祈って食べるのも、何だか特別なものになりそうです!
家族で一緒に、お月見の由来、語りながら楽しみたいと思います。
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